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【私たちの実態】

・好況時も不況時も「会社あっての労働者」が強調され、私達、労働者の賃金や労働条件が引き下げられてきました。私たちが人間らしく働き続け生き続ける条件は職場だけでなく、あらゆる面で奪われ続けています。
・菅内閣を引き継いだ岸田内閣は、小泉政権以後続いている新自由主義は富める者と貧しい者の格差を大きくしたので、新しい資本主義を目指すと言っていました
。岸田総理は総裁選の際、1960年に池田内閣が実行した昭和版所得倍増計画に引き続き、令和版所得倍増計画を行うと言っていました。しかし、労働者の闘いなくして大幅賃上げは期待できません。
・会社の業績が主人公であり、働く私たちの人間らしく生きる権利は無視され、まるで会社業績の前に「奴隷」と同じ扱いを受けています。会社業績だけが大事にされるなか、人間としての価値が「仕事ができる、できない」だけで決められ、人格を否定されるような扱いも珍しくありません。
・そして労働者が差別され、競争させられ、仲良く楽しく働ける職場は珍しいと言えます。毎日のように報道される非人間的な事件はこのこととは無関係ではありません。人が人として大事にされない風潮が職場から地域へと広がっています。
・「仲良く楽しく職場で働きたい」のにそれが許されない職場、労働者として当たり前の主張をしただけで「変わり者」呼ばわりされ、また民間では当たり前になっている成果主義賃金が公務員まで拡大されようとしています。非正規雇用労働者も急増し、所得格差がより大きくなりました。「格差社会」という言葉がよく使われるようになりました。年間賃金300万円から年間賃金200万円に向かっているのが現状です。

・このように憲法25条の生存権すら、否定される状態になりつつあります。
①労働者が大事されない
②労働者がお互いに競争させられ仲良くできない
③生きる事すら否定される
  この3つが私たちの働き生活する日本の実態です。このような実態ですから、

下記の7つの方針を大事に今後、活動していきます。

【愛知ユニオンの2024年度活動方針】

1 労働者が人間らしく働き続け、生き続けるための最低の条件は労働基準法です。
 会社に労働基準法を守らせることを追求します。労働者としての考え方を身につけるために、必要に応じて労働基準法の学習を行います。
2 しかし、そのためには力が必要です。その力とは一緒に働く人たちとの団結です。悩みや不満が言い合え、気持ちが通じ合える仲間づくりを追求します。
3 愛知ユニオンの組合員は「N
PO法人しらとり」で働く仲間を除いて、各人が別々の職場で働いています。一人ひとりが働き、生きている状態、条件が違うので、気持ちが通じ合う信頼関係を作るため、お互いの近況・悩みや不満が交流できる場として、支部会議を位置づけ、支え合う努力をします。
4 愛知ユニオン組合員議論の継続を考え、今年度も毎月の第二木曜には三河地区会議を開催します。最終月曜日に名古屋地区の組合員会議を行います。
5 愛知県内にあるユニオンとのつながりを大事にします。そのため、東海ブロックで開催されるユニオンの交流会、学習会などには参加できるように努力します。同時に県内のユニオン活動者が開催する生活相談会にも参加していきます。また地域で働く労働者に愛知ユニオンへの支援を必要に応じて要請します。
6 愛知ユニオンとして、労働法制の改悪に反対する政党を応援します。

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