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【愛知ユニオンの紹介】

 地域労働組合 愛知ユニオンは2000年6月18日、5名で結成され、組合員は現在○○名になりました。そして、第7回定期大会決定により2つの職場支部と2つの地域支部が生まれました。職場支部は知的障害者入所施設で働く仲間を中心にした支部と知的障害者通所施設で働く仲間で構成された支部です。地域支部は名古屋支部と三河支部です。

 愛知ユニオン結成のきっかけは大手居酒屋チェーン店で働いていたMiさんの解雇問題でした。あらゆる職場で労働者の解雇など、労働者の権利が次々に奪われる状況を直視した時、労働組合を作り労働法によって支えられた組織で闘う必要を感じていました。そのため、旧執行部三役(保田、長谷川、大本)は愛知ユニオン結成以前から「地域ユニオンを作ろう」との意思を温めていました。

 組合結成に参画したMiさんを除く旧執行部三役全員は、14年間の長きに渡って闘われた新白砂闘争の関係者です。新白砂闘争は工場閉鎖によって解雇された新白砂電気のパート労働者も含めた解雇撤回と雇用形態の違いによる賃金差別の不当性について法廷闘争を軸に闘われました。

 1996年12月27日、長期の闘争に勝利し、新白砂支援共闘会議は、翌1997年3月、それまでの支援共闘組織から労働者の権利を守ることを目的とした「労働者権利センター」に衣替えしました。

「労働者権利センター」は働く者の権利確立と向上を目指す活動を地道に取り組んでいました。「労働者権利センター」へのMさんからの労働相談とMさんに対する不当解雇を撤回させる闘いから愛知ユニオンは生まれました。

Miさんの闘いは大手居酒屋チェーン店で働いていた人からの内部告発が決定的な証拠となり、2003年11月14日、全面的な勝利を勝ち取りました。

 

 

【愛知ユニオンが大事にしている事】

 労働者権利センターの活動の中から生まれた愛知ユニオンの活動方針は新白砂闘争の総括をもとにしています。それは労働者一人ひとりが自らの意志で団結することです。そして団結を強め、広げることによって、奪われた労働者の権利、労働者としての誇りを取り戻すことを大事にしてきました。

別の言葉で言うと「人間らしく扱え」との要求、「仲間に対する優しさ」、「組合員同士の信頼関係」を大事に育てることです。

 

そのために、次の4つの事を大事にしてきました。

1・お互いに参加しやすい運営費(組合費は月額500円)。

2・お互いに置かれた「立場や気持ちや条件の違い」を認め合って団結・連帯すること。

3・みんなの話し合いによる方針確立を大切にすること。

4・みんなで納得できる画一的でない行動を実践すること。

 今後も私たちは何よりも話し合や交流の場を大切に運営しようと考えています。同時に私たちが大切にする労働運動の方向性を認めてもらえるなら、誰でも参加でき、また負担の少ない組合費で運営しようと考えています。

 

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